This work reflects on generational shifts in the digital age—particularly Generations X, Y, and Z—and how each relates differently to technology and society. Gen Z, raised with social media, has given rise to the influencer: a new type of figure who impacts culture, often unintentionally, through trends and image.
The series draws parallels between today’s influencers and past intellectuals, reimagining them in a contemporary context. It also explores the blending of reality and unreality in virtual spaces—an emerging cultural landscape that mirrors the ambiguous, immersive qualities of art itself.
2021年現在、ミレニアル世代という言葉があります。初めてのデジタルネイティブ世代であり、金融危機や格差の拡大、気候変動問題などが深刻化する厳しい社会情勢のなかで育ったことから、過去の世代とは異なる価値観や経済感覚、職業観などを有する。
なかでも3種類あり、Z世代、Y世代、X世代と分離されます。
X世代は1965年から1980年の間に生まれた人口であり、インターネットの普及のもととなる世代ですが、今ではデジタルコミュニケーションに弱く、ピラミッド構造の社会派です。
Y世代は1981年から1996年間に生まれた人口で、インターネットの普及の最初の世代です。ベビーブーム世代と似た感覚を持っていて、インターネットやスマートフォンを利用はしますがY世代と同様アナログな媒体も日常的に利用していて、趣味などでは現実の人間関係を重視します。また、デジタルをよく理解し、使いこなし、広い水平線的な人間関係を好みます。Z世代は1997年以降の世代で、日常生活の中心にデジタル文化があり、ソーシャルメディアがメインな人口です。
このZ世代が使うメディアでインフルエンサーという新しいタイプの活動家たちがいます。彼らは基本的にソーシャルメディアを通して社会に何らかの影響を起こすことを仕事としています。主にファッションや観光の発信源となり、社会に影響もたらしています。ただ、彼らは瞬発的で装飾的な影響が主にあり、意図的に社会の改革案を発しているわけではないのです。
ですが、過去にもインフルエンサーとなる人々はいました。今回のシリーズは個人的に思ういわゆるインテリと呼ばれた人たちに光を当ててみました。
また、近代のゲーム業界に興味を持ち、特にバーチャルで制作される非現実的な世界観に可能性を感じています。そこには現実と非現実の対立があり、少しづつ境界線が薄くなっているように思います。ARやVRの発展、医療機関での利用が現在多くなってきています。でも、その普及のもとには現実と非現実の混合に魅力を感じている人々が多いからではないでしょうか。
それはまたアートに似ている感覚だとも思っています。